今回はウェザーニュースのビジネスモデルが他企業と比べると特徴的である「BtoS」というモデルだということを取り上げていこうかと思います。
結論
まず結論から言ってしまうと、BtoSの「S」はSupporterのSです。Sが何を指しているのかというと、利用者になります。
ではBtoCなのではないか?
そう思った方もいるかと思います。では順番に解説していきます。
初めに
皆さんはウェザーニュースの収益構造(ビジネスモデル)はBtoBの企業相手だということをご存知でしょうか?
ウェザーニュースの原点は航海気象サービスだそうです。そのこともあり、現在の取引先も航海気象を提供する割合が多いのだそう。
ウェザーニュースの強み
実際の航海時などは気象庁などが発信している画一的な情報では、
「どのような経路で行けば良い?」
「具体的な日程は?」
「運航にかかる燃料は?」
などなど多くの疑問や不安が残る中で選択するという負担が生まれてしまいます。
そんな中、活きてくるのが
リスクオペレーターと独自のデータベースです。
ウェザーニュースは気象庁などとは別に独自の天候や気象に関するリアルデータを取得しているんです。
ここで活躍するのが、現地にいるウェザーニュース利用者です。
利用者しか使用できないSNSで現地の天気の写真などの情報共有をしているので、現地のリアルタイムの情報を取得することが出来ます。
それらのデータをまとめてデータベース化して、
リスクオペレーターが船舶の操縦者などに効率的かつ安全な航路を提案するというものです。
ここまででわかった方もいらっしゃるかもしれません。
本来ならtoCにあたる利用者も、データの提供者ということで、ウェザーニュースの活動を支える柱になっているんです。
このような背景もあり、サポーターとなっている訳なんです。
ちなみに今回のような「一般ユーザーによって作れられたコンテンツ」のことをUGC(User Generated Content)と言います。
皆さんの日常にもUGCは溢れていて、
例えばアマゾンの商品レビューや食べログの評価などはUGCです。
まとめ
今回はウェザーニュースのビジネスモデルのうちBtoSという点について取り上げさせていただきました。
このように1つの企業に絞ってどこで収益を上げているのか調べてみると結構面白いです。
自分の身近な企業などから始めてみてはいかがでしょうか?意外な発見があるかもしれません。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
ではまた!
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